皆様からのご質問をお待ちしております。
お庭のことで気になるどんな些細なことでもお気軽にお問い合わせ下さい!
Q. 剪定は年に何回すればよいのでしょうか?
A. 庭全体で考える場合や業者に来てもらう場合、お庭の広さ、木の数や種類にもよりますが、年2回(初夏と秋以降)以上行うことが、比較的お庭を状態よく保つことができ理想かと思います。例えば、年に2回というのは、1回目・2回目とも同じ剪定をするというわけでなく、2回に分けてその時期に応じた木の剪定をするということです。
しかし、実際の現状は多くのお客様が年に1回でよいとおっしゃいます。
ご自宅の庭木をご自分で剪定される場合は、その時期に応じた木を随時剪定してゆくのが理想です。サツキやウメ、キンモクセイなど花の咲く木は花が終わった頃が、基本です。その他の木についても、生垣など枝を詰ませたい場合は早い時期に切ればよいですし、せっかく木ってもまた伸びてくるのがいやという場合は、秋以降に剪定するのがよいと思います。
A. 剪定の時期については、特にいつが一番よいという時期はないと私は考えます。というのも、お客様の考えや木の種類によってさまざまだからです。
例えば、新枝が伸びきった頃に「暑苦しいから早く切ってくれ」とおっしゃる方もおられれば、「あまり早くに切ってしまうと、影がなくなる」とおっしゃる方もおられます。また「お正月前にさっぱりしてほしい」というお客様もおられます。
木の種類に関しては、切る時期によっては花芽(つぼみ)のつき方・数が変わってしまうことがあります。ご自分で剪定される場合は別として、業者にお願いするとなると木ごとに毎回来てもらうのは費用が高くなります。業者にお願いする場合は、お客様の要望を業者に伝えると、時期に応じた剪定を行ってくれるはずです。
Q. 消毒は年に何回すればよいのでしょうか?
A. 業者に定期的にお願いされる場合は、年に2・3回位が適当かと思います。発生する害虫の種類によって発生回数や発生時期が異なるためです。発生程度(量の多少)や時期はその年の気候状況等によってズレがあるので、毎日いろいろなお宅を回っている専門業者は「そろそろチャドクガ(幼虫)の発生が見られますが、お宅のサザンカは大丈夫ですか?」など、適切な時期に声を掛けてくれることでしょう。
もっとも効果的な方法は、日々の観察から毛虫の発生が疑われた(木の下にフンを発見した、葉っぱが食べられている)時に、業者に連絡するか、家庭用噴霧器などでご自分で消毒されることです。葉っぱが無くなってからでは、われわれ業者が伺ったときにはすでに毛虫は移動した後…ということもしばしばです。
A. 最近市販されている正規の農薬は、基本的に我々が口にする農作物などを対象として開発されているため、農薬の残留期間が短い物が多くなってきております。私も残留期間が長いものを予防の効果を期待して使用したりもしましたが、そのような薬も年々製造中止になってきております。
消毒をすることによっての予防の効果は、降雨なしで長くて1週間~10日程度、それもまじない程度と思うのがよいかもしれません。
しかし、樹木の休眠期(寒期)に実施する高濃度の石灰硫黄合剤による消毒は、普通の農薬では駆除しづらいカイガラムシの防除や、春先に発生する害虫や、病原菌に対しても予防の効果があるとされますが、特有の硫黄の臭いがきついことや、アルミサッシ等に付着するとなかなか取れにくいことなどから、使用には十分な注意が必要です。
A. ありません。いわゆる落葉樹はいっせいに葉っぱが落ちて掃除が大変というイメージがありますが、文字通り常に緑の葉がある常緑樹であっても新芽の発達・展開に伴って古い葉っぱを落とします。樹種によって一時期にまとまって落とすものやパラパラ少しずつ落とすものと様々です。
いずれにせよ、新しいきれいな葉を見せてくれるために、古い葉を落とすということですから、葉っぱの掃除は仕方ありませんね。
A. 一般に庭木として好まれて利用されている木は、虫が発生しやすい木が多いように思います。 あまり虫がつかないだろうと思っていた木にも、ある年突然大発生ということもあります。発生の多少は樹種により異なることはあっても、全くつかないということは期待できないので、ある程度「庭木と虫は付き物」と考えていただくのが無難です。